病理学講座
病院病理部
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病理学講座は、慈恵医大病理のベースキャンプ的な位置づけです。
講座では、おもに卒前・卒後教育を担当し、
病院病理部で集積された豊富な人体材料を用いて、病理学的な研究をおこなっています。
病理学講座の
特色
1 分子病理学を援用した人体病理学的研究の実践
慈恵医大病理は国内でも屈指の伝統を持つ「人体病理学」の教室です。手術や剖検で得られた人体材料を用いて研究をおこなっています。通常のHE染色における解析を軸として、おもに免疫組織化学的染色を駆使することにより、疾患の本態の解明、新しい疾患概念の提唱、臨床的予後予測因子の発見などを目標とし、臓器分野別に研究を進めています。また必要に応じて、PCRをはじめとする分子病理学的手法を援用し、幅広い研究体制を敷いています。
2 きめ細かな卒前・卒後教育
慈恵医大は良医を育てることを大学の主要なミッションとしています。卒前教育においては、医学部医学科3年次の系統講義、病理学実習に始まり、6年次の選択実習に至るまでのさまざまな教育場面に参画し、貢献しています。とくに顕微鏡実習では、形態学の面白さを体感してもらえるよう、さまざまな取り組みをしています。卒後教育では、若手病理医の教育、良質な病理医の育成を最大のミッションとしています。豊富な人体材料を用いて、臓器別の専門家が最新の病理学的知識の提供をおこなっています。病理専門医取得に向けて、細やかなサポートをしています。また大学院生、臨床医に対する専門的知識の供給も積極的に推進しています。
「他者に教え、自己を伸ばす」をモットーに、日々さまざまな教育にあたっています。
3 病院病理部との関わり
病理学講座と病院病理部は、それぞれ「診断・教育」と「病理診断」を円滑に遂行する部署として、機能的な分業体制を敷いています。病理学講座は大学内、病院病理部は病院内と、場所も離れてはいますが有機的には結合しています。医師は分院を含めた病院病理部と病理学講座をローテーションし、「診療・教育・研究」の3つの柱をバランスよく学ぶことができるようなシステムをとっています。
病理学講座
病院病理部の概要
プログラム概要
組織診、細胞診、免疫染色、電顕標本の作成と手技の理解
剖検手技と診断法の修得
剖検診断、組織・細胞診断の実践
より広い領域における剖検、組織・細胞診断の実践
国内外への学会参加、発表と研究活動への展開
専門医試験の準備と対策